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うつ病は診断テストで手軽にチェック|メンタル診断ガイド

うつを早めに見つけよう

医療

うつとは

社会的にもメンタルヘルスが注目を集めており、その中でもうつ病に対する認知度も高まっています。多くの病気と同様に、うつ病においても早期発見・早期治療がその後の症状の経過に大きな影響を与えると言われています。このため、いかにうつ病の症状を早い段階で捉えることが出来るかが重要になります。しかし、うつ病の症状には、気分の落ち込みや意欲低下、食欲不振や不眠、さらには疲労感、自己評価の低下、自殺念慮、性活動への興味減退など多くのものが含まれます。症状としては非常に身近なものが多く、「少し気分が乗らないな」、「ちょっと眠れないくらい大丈夫」、「年だから疲れやすくなっているだけだ」など考えてしまい、治療に結びつくのが遅れ、症状が深刻化することが多いのが実情です。症状が強まると、仕事や学業、家事などの日常生活を十分にこなすことが困難になり、常に強い自責感や不安に襲われるようになります。休みたくても、十分に眠ることや食事をとることが難しくなるため、疲労が募り気分転換を行うための元気も失われてしまいます。最悪の場合、生きるための意欲や目標を見出すことが出来ず、自分を傷つける方向で物事を考えるようになってしまう事も稀ではありません。このようになると、治療には数か月以上の時間を要する場合も多く、病気にかかった本人にとっても、その周りの方々にとっても大きな負担がかかってしまいます。このような事態を防ぐためにも早めにうつ病かどうか気づくことが重要になります。実際にうつ病かどうかを判断するためには、気分の落ち込みや不眠などに気づいた段階で早めに専門機関に受診することが望ましいですが、「いきなり病院にかかるのは」と二の足を踏む方も多いでしょう。そのような場合は、診断テストでまず自分の症状をチェックすることが簡便かつ効果的です。

自分のうつはどれくらいか

うつ病の診断テストは、アンケートに答えるだけで点数が出て自分の症状が客観的にチェックできるものから、専門家の面接と併用されることでより厳密な診断を出していくものまで様々なものがあります。うつ病の代表的な診断テストの1つとしては、「簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J)」があります。これは、16項目の質問に自ら答えることでうつ病の重症度がチェックできるものです。睡眠や食事、精神の状態などを確認する質問に分かれており、合計点数から現在の状態を確認することが出来ます。0点から27点の間で評価され、6点以上になるとうつ病の可能性があると考えられています。QIDS=Jは、質問の項目がうつ病の各症状に対応しており、現在の状態を評価できるとともに、治療後の経過を確かめるためにも用いられるなど有用な診断テストの1つです。その他に代表的な診断テストとしては、自己評価うつ病尺度(SDS)があります。SDSでは、20の質問項目に分かれており、「ないかたまに(=1点)」から「ほとんどいつも(=4点)の4段階で評価されます。点数は20点から80点の間であり、一定の点数以上になると「軽度抑うつ状態」、「中等度以上の抑うつ状態」などと評価され、現在の抑うつ状態を確認することが出来ます。上記2つのうつ病の診断テストは、多くの研究によって妥当性が確かめられており、専門機関においても用いられているものです。アンケートに答えるだけで現在の状態を客観的に把握することが出来るため、比較的負担が少ないのも特徴と言えます。これらの診断テストで一定以上の点数が出た場合には早めの専門機関の受診を検討するのが良いかもしれません。